別の人のこと

    どうして完璧主義の上司の下では、いつまでも終わらないのですか?

    直して出すと、別の箇所に赤が入って戻ります。前の回には何も言われなかったところです。三回目も、四回目も同じです。帰る時間だけが遅くなっていきます。

    このページは、上司がどういう人かを決めません。書いてあるのは、修正の戻り方の形と、こちら側にあるものだけです。

    いま見ているのは、高い基準ですか、それとも動く基準ですか?

    見るところは一つです。二回目の修正が、一回目に印のなかった箇所に入っているかどうか。高い基準は、満たせば止まります。動く基準は、満たしたあとで場所を変えます。

    動く基準の下では、仕事の出来は終わりを決めません。終わりを決めているのは、別のものです。見直す人の体のほうで、まだ足りないという感じが止まるかどうかです。

    [現場観察]

    次の三件で、修正が何回戻ったかを数えます。

    二回目以降の修正が、前の回に印のあった箇所か、なかった箇所かを書きます。

    三件たまると、手元にあるのは印象ではなく記録になります。

    どうして、その上司は細部で止まるのですか?

    その人の中で何が起きているかは、ここからは見えません。見えるのは形だけです。出す直前に、もう一度だけ確かめたくなる。確かめると、別の小さな穴が見つかる。穴が見つかると、出すことが先に延びる。

    この形は、仕事を良くするための動きに見えます。止まる場所が仕事の出来で決まっていないとき、それは仕事の話ではなくなります。ファイルでは、それを完璧主義の罠と呼んでいます。本人に向けて書かれた名前で、外から貼るための名前ではありません。

    止まらないのは仕事ではありません。まだ足りないという感じのほうです。

    修正が戻ってきた瞬間に、こちらの体では何が起きていますか?

    赤の入った紙や画面を見た瞬間に、体が先に動きます。胃が縮む。肩が上がる。次は全部先回りして直そうという考えが、そのあとに来ます。

    [仕組み]

    体のサインは、どんな判断よりも先に来ます。

    サインと、確認作業を増やし始めるまでのあいだに、数秒の窓があります。

    その窓は、こちらの体の中にあります。上司の中でも、職場の中でもありません。

    先回りの確認は、こちら側で増えていきます。三回見ていたものを五回見る。聞かれていない箇所まで直す。上司の基準に合わせるつもりで、こちらの中にも同じ止まらない感じが育っていきます。

    こちら側にあるのはどれですか?

    三つあります。三つとも自分のもので、上司のものは一つもありません。

    一つ目は、出す前に確かめる回数を先に決めることです。三回と決めたら、三回で出します。戻ってきたら、それは戻ってきたという記録です。こちらの出来の判定ではありません。

    二つ目は、修正の指示を一つの紙にまとめて返すことです。今回直す箇所はこの五つでよいですか、と確かめる。動く基準に、一回分の枠を作ります。

    三つ目は、帰る時間を自分に言うことです。脅しでも宣言でもありません。どのくらい続けていられるかを、自分の人生についての情報として持ちます。

    [実地課題]

    今週、出す前に何回確かめたかを、一件ごとに数字で書きます。

    決めた回数を超えて確かめた件には、超えたときに体のどこが動いたかを書きます。

    数えるのは回数で、成果ではありません。

    職場で起きていることに法律が関わる場合、それはこのページの範囲を出ます。法律を知っている人と話す話です。

    読んでいるうちに自分のことだと思ったらどうしますか?

    上司を読みに来て、途中で自分の側の回路に気づく人がいます。先回りして直す。出す前にもう一度だけ見る。家に帰っても、明日の資料を頭の中で直している。気づいたのなら、必要なのは一人称で書かれたファイルです。

    それは完璧主義の罠という名前で、誰についての判定でもありません。形です。覚えられる体のサインがあり、まだ何かできる窓があります。

    他人の回路には手が届きません。自分の回路には届きます。

    このファイルに届く質問

    完璧主義の上司の下では、どうしていつまでも終わらないのですか?

    終わりを決めているのが仕事の出来ではないからです。二回目の修正が、一回目に印のなかった箇所に入って戻ってくるなら、基準は満たしたあとで場所を変えています。止まらないのは仕事ではなく、まだ足りないという感じのほうです。

    高い基準と、動く基準はどう見分けますか?

    高い基準は、満たせば止まります。動く基準は、満たしたあとで別の箇所に移ります。次の三件で、修正が前の回に印のあった箇所か、なかった箇所かを書くと、印象ではなく記録で分かります。

    上司は完璧主義という病気なのですか?

    それは名札です。名札は、それを貼られる本人のものです。外から言えるのは形だけです。出す直前にもう一度確かめたくなり、別の穴が見つかり、出すことが先に延びる。その形の中身が書かれたファイルは、走らせている本人に向けて書かれています。

    こちらの仕事が下手なだけではないのですか?

    そのこともあります。分かれるのは修正の戻り方です。下手な箇所への修正は、直せば止まります。印のなかった箇所に次々と移るなら、動いているのはこちらの出来ではありません。

    修正が戻ってくると胃が縮むのは、どうしてですか?

    体が先に、次の修正を読んでいるからです。胃が縮む、肩が上がる。先回りして全部直そうという考えはそのあとに来ます。そのサインと確認作業を増やし始めるまでの数秒が、こちらの手元にある窓です。

    上司に合わせているうちに、自分まで細かくなってきました。どうしてですか?

    先回りの確認が、こちら側で増えていくからです。三回見ていたものを五回見る。聞かれていない箇所まで直す。合わせるつもりで、同じ止まらない感じがこちらの中にも育ちます。それはこちら側で走っている回路で、手が届くのはそこです。

    何回まで直せば終わりますか?

    終わりの回数は、動く基準の下では決まりません。決められるのは、こちらが出す前に確かめる回数です。三回と決めて三回で出す。戻ってきたら、それは戻ってきたという記録で、こちらの出来の判定ではありません。

    修正の範囲を確かめるのは失礼ですか?

    失礼ではなく業務です。今回直す箇所はこの五つでよいですか、と一つの紙にまとめて返す。動く基準に、一回分の枠を作ることです。上司がそれにどう応えるかは、ここからは見えません。

    完璧を求められるのはパワハラですか?

    法律が関わる問いは、このページの範囲を出ます。法律を知っている人と話す話です。このページにできるのは、修正の戻り方を記録にすることだけです。記録は、その人と話すときにも手元に残ります。

    このページを上司に見せるのは役に立ちますか?

    証拠として届くなら、ほとんど役に立ちません。読ませるために渡されたページは、自分に対して開かれたファイルとして読まれます。本人のほうから求めたときには、ここにあります。それまでのあいだ、役に立つ読み方はこちらの読み方だけで、それは修正が前の回に印のなかった箇所に入った回数を書いた紙の上にあります。

    入口

    他人のファイルは、こちらからは開けられません。開けるのは自分のファイルだけです。九つの記録は日本語でそろっていて、最後まで読めます。

    日本語で読めるものを見る →

    9つのパターン · 4つの扉 · ひとつのファイル